成分及び分量または本質
規格 | 成分名称 | 分量 | |
日本薬局方 | カッコウ | 6.0g | |
日本薬局方 | オウレン | 3.0g | |
日本薬局方 | オウゴン | 3.0g | |
日本薬局方 | カンゾウ | 2.0g | |
全量 | 14.0g |
製造方法
以上の切断又は破砕した生薬をとり,1 包として製する。
用法及び用量
本品 1 包に水約 500mL を加えて,半量ぐらいまで煎じつめ,煎じかすを除き,煎液を 3 回に分けて食間に服用する。上記は大人の 1 日量である。
15 才未満 7 才以上 大人の 2/3,
7 才未満 4 才以上 大人の 1/2,
4 才未満 2 才以上 大人の 1/3,
2 才未満 大人の 1/4 以下を服用する。
効能又は効果
体力中等度のものの次の諸症:下痢,急性胃腸炎,口内炎,舌炎,肩こり,不眠
貯蔵方法及び有効期間
密閉容器
規格及び試験方法
性状
本品は弱い特異なにおいがある。
確認試験
本品 1 包を白紙上に広げ,各生薬を外観的に選別し,それぞれの生薬につき,次の試験を行う。
(1) カッコン
淡灰黄色~灰白色を呈し,繊維性でやや粉性である。味はわずかに甘い。横切片を鏡検するとき,師部には結晶細胞列を伴った繊維束,木部には道管及び木部繊維が著しく,柔組織を満たすでんぷん粒は長径 2~18μm,多くは 8~12μm の数面からなる多面体の単粒,まれに 2~3 個からなる複粒で,中央にへそ又は欠裂を認め,層紋がある。
(2) オウレン
根茎の径は 2~7mm で,外面は灰黄褐色~褐色を呈し,輪節及び多数の根の基部を認め,横断面はやや繊維性で,コルク層は淡灰褐色,皮部は黄褐色,木部は黄色,髄は黄褐色である。味は極めて苦く,残留性で,だ液を黄色に染める。
横切片を鏡検するとき,コルク層は薄膜のコルク細胞からなり,皮部柔組織中にはコルク層に近い部位に石細胞群,形成層に近い部位に黄色の師部繊維の認められるものが多い。
木部は主として道管,仮道管,木部繊維からなり,放射組織は明らかで,髄は大きく,髄中には石細胞あるいは厚膜木化した細胞を伴った石細胞を認めることがある。柔細胞には細かいでんぷん粒を含むが,結晶を含まない。
また,「オウレン」の確認試験を準用する。
(3) オウゴン
外面は黄褐色~暗褐色を呈し,切断面は黄色~帯褐黄色を呈し,縦に繊維性のすじが見られる。味はわずかに苦い。
また,「オウゴン」の確認試験を準用する。
(4) カンゾウ
外面(周皮)は暗褐色~赤褐色で縦じわがあり,切断面は淡黄色で繊維質を呈する。横断面では,皮部と木部の境界はほぼ明らかで,放射状の構造を現わす。
味は甘い。
横切片を鏡検するとき,皮付きカンゾウでは黄褐色の多層のコルク層とその内層に 1~3細胞層のコルク皮層がある。皮部には放射組織が退廃師部と交互に放射状に配列し,師部には結晶細胞列で囲まれた厚膜で木化不十分な師部繊維群がある。木部には 3~10 細胞列の放射組織が黄色で巨大な道管と交互に放射状に配列し,道管は結晶細胞列で囲まれた木部繊維及び木部柔細胞を伴い,ストロンに基づくものでは柔細胞性の髄がある。柔細胞中にはでんぷん粒を含み,またしばしばシュウ酸カルシウムの単晶を含む。皮去りカンゾウでは周皮及び師部の一部を欠いている。
乾燥減量
10%以下。
灰分
10%以下。
備考
葛根黄連黄苓湯
薬価
規格 | 成分名称 | 分量 | 薬価 | 計(円) | |
日本薬局方 | カッコウ | 6.0g | 1.44 | 8.64 | |
日本薬局方 | オウレン | 3.0g | 9.03 | 27.09 | |
日本薬局方 | オウゴン | 3.0g | 2 | 6.00 | |
日本薬局方 | カンゾウ | 2.0g | 2.13 | 4.26 | |
全量 | 14.0g | 45.99 |
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