【 160 】 外皮用薬 71―①【皮膚消毒液】

外皮用薬
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成分及び分量または本質

規格成分名称分量
日本薬局方ベンザルコニウム塩化物液(10%)1.0ml
日本薬局方ジブカイン塩酸塩0.1g
日本薬局方ナファゾリン塩酸塩0.1g
日本薬局方ハッカ水2.0ml
溶解補助剤日本薬局方プロピレングリコール3.0ml
溶剤日本薬局方精製水又は精製水(容器入り)適量
全量100ml
外皮用薬 70―②
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製造方法

以上をとり,外用液剤の製法により製する。

用法及び用量

1日数回,適宜患部に塗布するか,又は脱脂綿・ガーゼにしませて清拭する。

効能又は効果

すり傷,きり傷,靴ずれ,創傷面の殺菌・消毒,痔疾時の肛門消毒

貯蔵方法及び有効期間

遮光した気密容器

規格及び試験方法

性状

本品は無色澄明の液である。

確認試験

(1) 本品 1mL に水 1mL,ブロモフェノールブルー溶液(1→2000)0.2mL及び水酸化ナトリウム試液 0.5mL の混液を加えるとき,液は青色を呈し,これにクロロホルム 4mL を加えて激しく振り混ぜるとき,青色はクロロホルム層に移る。このクロロホルム層を分取し,振り混ぜながらラウリル硫酸ナトリウム溶液(1→1000)を滴加するとき,クロロホルム層は無色となる(ベンザルコニウム塩化物)。

(2) 本品そのままを試料溶液とする。別にジブカイン塩酸塩 5mg 及びナファゾリン塩酸塩 5mg をそれぞれ水 5mL に溶かし,標準溶液(1)及び標準溶液(2)とする。これらの液につき,薄層クロマトグラフ法により試験を行う。試料溶液及び標準溶液 5μL ずつを薄層クロマトグラフ用シリカゲル(蛍光剤入り)を用いて調製した薄層板にスポットする。
次にクロロホルム・エタノール(95)・酢酸(100)混液(7:3:1)を展開溶媒として約10cm 展開した後,薄層板を風乾する。これに紫外線(主波長 254nm)を照射するとき,試料溶液から得た 2 個のスポットは,標準溶液(1)及び標準溶液(2)から得たスポットと色調及び Rf 値が等しい。

備考

薬価

規格成分名称分量薬価計(円)
日本薬局方ベンザルコニウム塩化物液(10%)1.0ml0.650.65
日本薬局方ジブカイン塩酸塩0.1g377.237.72
日本薬局方ナファゾリン塩酸塩0.1g
日本薬局方ハッカ水2.0ml0.751.50
溶解補助剤日本薬局方プロピレングリコール3.0ml1.083.24
溶剤日本薬局方精製水又は精製水(容器入り)適量0.1110.34
全量100ml53.45

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