【 79 】 胃腸薬 31―②【健胃剤3号A】

胃腸薬
スポンサーリンク

成分及び分量または本質

規格成分名称分量
日本薬局方ガジュツ,細末2.0g
局外規カルニチン塩化物0.4g
賦形剤日本薬局方デンプン,乳糖水和物又はこれらの混合物適量
全量3.0g
胃腸薬 31―②
スポンサーリンク

製造方法

以上をとり,散剤の製法により製する。ただし,分包散剤とする。

用法及び用量

1 回量を次のとおりとし,1 日 3 回,食前又は食後に服用する。
大人(15 才以上)1 包 1.0g,
11 才以上 15 才未満 大人の 2/3,
8 才以上11 才未満 大人の 1/2,
5 才以上 8 才未満 大人の 1/3

効能又は効果

食欲不振(食欲減退),胃部・腹部膨満感,消化不良,胃弱,食べ過ぎ(過食),飲み過ぎ(過飲),胸やけ,もたれ(胃もたれ),胸つかえ,はきけ(むかつき,胃のむかつき,二日酔・悪酔のむかつき,嘔気,悪心),嘔吐

貯蔵方法及び有効期間

気密容器

規格及び試験方法

性状

本品は灰黄褐色~灰褐色の粉末で,特異なにおいがあり,味は苦い。

確認試験

(1) 本品 5g にジエチルエーテル 50mL を加えて振り混ぜた後,ろ過する。
ろ液を蒸発乾固し,残留物にエタノール(95)1mL を加えて溶かし,必要ならろ過し,試料溶液とする。別にガジュツ,細末 3g をとり,試料溶液と同様に操作して標準溶液とする。
これらの液につき,薄層クロマトグラフ法により試験を行う。試料溶液及び標準溶液 10μL ずつを薄層クロマトグラフ用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次にクロロホルムを展開溶媒として約 10cm 展開した後,薄層板を風乾する。これに 4-メトキシベンズアルデヒド・硫酸試液を均等に噴霧し,80℃で 2 分間加熱するとき,試料溶液から得た主スポットは,標準溶液から得た赤紫色の主スポットと色調及び Rf 値が等しい。

(2) 本品 1g に薄めたメタノール(1→2)5mL を加えて振り混ぜた後,ろ過し,ろ液を試料溶液とする。別にカルニチン塩化物 0.03g を薄めたメタノール(1→2)1mL に溶かし,標準溶液とする。これらの液につき,薄層クロマトグラフ法により試験を行う。試料溶液及び標準溶液 10μL ずつを薄層クロマトグラフ用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次にメタノール・水・アンモニア水(28)混液(7:2:1)を展開溶媒として約 10cm 展開した後,薄層板を 80℃で 10 分間乾燥する。これに噴霧用ドラーゲンドルフ試液を均等に噴霧するとき,試料溶液から得た黄赤色のスポットは,標準溶液から得た黄赤色のスポットと色調及び Rf 値が等しい。

備考

薬価

規格成分名称分量薬価計(円)
日本薬局方ガジュツ,細末2.0g1.863.72
局外規カルニチン塩化物0.4g
賦形剤日本薬局方デンプン,乳糖水和物又はこれらの混合物適量0.750.45
全量3.0g4.17

コメント