【 74 】 胃腸薬 26―①【複方ジアスターゼ・重曹散】

胃腸薬
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成分及び分量または本質

規格成分名称分量
日本薬局方ジアスターゼ20.0g
日本薬局方炭酸水素ナトリウム60.0g
日本薬局方酸化マグネシウム15.0g
日本薬局方ゲンチアナ末5.0g
全量100g
胃腸薬 26―①
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製造方法

以上をとり,散剤の製法により用時製する。なお,分包散剤とする場合もある。ただし,分包散剤としない場合には 1 回量を量り得る適当な計量器を添付するものとする。

用法及び用量

1 回量を次のとおりとし,1 日 3 回,食後服用する。
大人(15 才以上)1 包 2.0g,
11 才以上 15 才未満 大人の 2/3,
8 才以上11 才未満 大人の 1/2,
5 才以上 8 才未満 大人の 1/3

効能又は効果

胃酸過多,胸やけ,胃部不快感,もたれ,胃重,胸つかえ,げっぷ,はきけ(むかつき,胃のむかつき,二日酔・悪酔のむかつき,嘔気,悪心),嘔吐,飲み過ぎ,胃痛,食欲不振,胃部・腹部膨満感,消化不良,胃弱,食べ過ぎ,消化促進,消化不良による胃部・腹部膨満感

貯蔵方法及び有効期間

密閉容器

規格及び試験方法

性状

本品はわずかに褐色を帯びた淡黄色で,特異なにおいがあり,味は苦い。

確認試験

(1) 本品 2g に水 30mL を加え,静かに振り混ぜた後,ろ過する。ろ液はナトリウム塩の定性反応(2)及び炭酸水素塩の定性反応(2)を呈する。

(2) (1)の水不溶の残留物に希塩酸 10mL を加え,振り混ぜた後,ろ過した液はマグネシウム塩の定性反応(2)を呈する。

(3) 本品 6g にジエチルエーテル 20mL を加え,10 分間振り混ぜた後,吸引ろ過する。
残留物は更にジエチルエーテル 10mL で洗い,吸引ろ過する。残留物にメタノール 10mLを加え,20 分間振り混ぜた後,ろ過し,ろ液を試料溶液とする。別にゲンチアナ末 0.3g をとり,試料溶液と同様に操作し,標準溶液とする。これらの液につき,薄層クロマトグラフ法により試験を行う。試料溶液及び標準溶液 10μL を薄層クロマトグラフ用シリカゲル(蛍光剤入り)を用いて調製した薄層板にスポットする。次にクロロホルム・メタノール・水混液(30:10:1)を展開溶媒として約 10cm 展開した後,薄層板を風乾する。これに紫外線(主波長 254nm)を照射するとき,試料溶液から得たスポットは,標準溶液から得た暗紫色のスポットと色調及び Rf 値が等しい。

備考

複方ジアスターゼ・重曹散

薬価

規格成分名称分量薬価計(円)
日本薬局方ジアスターゼ20.0g2.3446.80
日本薬局方炭酸水素ナトリウム60.0g0.7343.80
日本薬局方酸化マグネシウム15.0g0.9414.10
日本薬局方ゲンチアナ末5.0g3.2616.30
全量100g121.00

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