成分及び分量または本質
規格 | 成分名称 | 分量 | |
日本薬局方 | ジアスターゼ | 20.0g | |
日本薬局方 | 炭酸水素ナトリウム | 60.0g | |
日本薬局方 | 酸化マグネシウム | 15.0g | |
日本薬局方 | ゲンチアナ末 | 5.0g | |
全量 | 100g |
製造方法
以上をとり,散剤の製法により用時製する。なお,分包散剤とする場合もある。ただし,分包散剤としない場合には 1 回量を量り得る適当な計量器を添付するものとする。
用法及び用量
1 回量を次のとおりとし,1 日 3 回,食後服用する。
大人(15 才以上)1 包 2.0g,
11 才以上 15 才未満 大人の 2/3,
8 才以上11 才未満 大人の 1/2,
5 才以上 8 才未満 大人の 1/3
効能又は効果
胃酸過多,胸やけ,胃部不快感,もたれ,胃重,胸つかえ,げっぷ,はきけ(むかつき,胃のむかつき,二日酔・悪酔のむかつき,嘔気,悪心),嘔吐,飲み過ぎ,胃痛,食欲不振,胃部・腹部膨満感,消化不良,胃弱,食べ過ぎ,消化促進,消化不良による胃部・腹部膨満感
貯蔵方法及び有効期間
密閉容器
規格及び試験方法
性状
本品はわずかに褐色を帯びた淡黄色で,特異なにおいがあり,味は苦い。
確認試験
(1) 本品 2g に水 30mL を加え,静かに振り混ぜた後,ろ過する。ろ液はナトリウム塩の定性反応(2)及び炭酸水素塩の定性反応(2)を呈する。
(2) (1)の水不溶の残留物に希塩酸 10mL を加え,振り混ぜた後,ろ過した液はマグネシウム塩の定性反応(2)を呈する。
(3) 本品 6g にジエチルエーテル 20mL を加え,10 分間振り混ぜた後,吸引ろ過する。
残留物は更にジエチルエーテル 10mL で洗い,吸引ろ過する。残留物にメタノール 10mLを加え,20 分間振り混ぜた後,ろ過し,ろ液を試料溶液とする。別にゲンチアナ末 0.3g をとり,試料溶液と同様に操作し,標準溶液とする。これらの液につき,薄層クロマトグラフ法により試験を行う。試料溶液及び標準溶液 10μL を薄層クロマトグラフ用シリカゲル(蛍光剤入り)を用いて調製した薄層板にスポットする。次にクロロホルム・メタノール・水混液(30:10:1)を展開溶媒として約 10cm 展開した後,薄層板を風乾する。これに紫外線(主波長 254nm)を照射するとき,試料溶液から得たスポットは,標準溶液から得た暗紫色のスポットと色調及び Rf 値が等しい。
備考
複方ジアスターゼ・重曹散
薬価
規格 | 成分名称 | 分量 | 薬価 | 計(円) | |
日本薬局方 | ジアスターゼ | 20.0g | 2.34 | 46.80 | |
日本薬局方 | 炭酸水素ナトリウム | 60.0g | 0.73 | 43.80 | |
日本薬局方 | 酸化マグネシウム | 15.0g | 0.94 | 14.10 | |
日本薬局方 | ゲンチアナ末 | 5.0g | 3.26 | 16.30 | |
全量 | 100g | 121.00 |
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