【 52 】 胃腸薬 4―②【胃腸鎮痛剤4号A】

胃腸薬
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成分及び分量または本質

規格成分名称分量
局外規臭化メチルアトロピン0.002g
日本薬局方酸化マグネシウム0.2g
日本薬局方パパベリン塩酸塩0.02g
日本薬局方アミノ安息香酸エチル0.2g
賦形剤日本薬局方デンプン,乳糖水和物又はこれらの混合物適量
全量1.0g
胃腸薬 4―②
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製造方法

以上をとり,散剤の製法により製する。ただし,分包散剤とする。

用法及び用量

1 回量を次のとおりとし,1 日 3 回を限度とし,必要時に服用する。
服用間隔は 4 時間以上おくこと。
大人(15 才以上)1 包 1.0g,
11 才以上 15 才未満 大人の 2/3,
8 才以上11 才未満 大人の 1/2,
6 才以上 8 才未満 大人の 1/3

効能又は効果

胃痛,腹痛,さしこみ(疝痛,癪)

貯蔵方法及び有効期間

遮光した気密容器

規格及び試験方法

性状

本品は白色の粉末で,味はわずかに苦く,舌を麻ひする。

確認試験

(1) 本品 1.5g にメタノール 30mL を加えて振り混ぜた後,ろ過する。ろ液を蒸発乾固し,残留物を薄めたメタノール(7→10)1mL に溶かし,試料溶液とする。別に臭化メチルアトロピン 3mg 及びパパベリン塩酸塩 0.03g をそれぞれ薄めたメタノール(7→10)1mL に溶かし,標準溶液(1)及び標準溶液(2)とする。これらの液につき,薄層クロマトグラフ法により試験を行う。試料溶液及び標準溶液 5μL ずつを薄層クロマトグラフ用シリカゲル(蛍光剤入り)を用いて調製した薄層板にスポットする。次にエタノール(95)・酢酸(100)・水混液(6:3:1)を展開溶媒として約 10cm 展開した後,薄層板を 80℃で 10 分間乾燥する。これに噴霧用ドラーゲンドルフ試液を均等に噴霧するとき,試料溶液から得た 2 個のスポットは,標準溶液(1)及び標準溶液(2)から得たそれぞれの黄赤色のスポットと色調及び Rf 値が等しい。

(2) 本品 0.05g にエタノール(95)10mL を加えて振り混ぜた後,ろ過し,ろ液を試料溶液とする。別にアミノ安息香酸エチル 0.01g をエタノール(95)10mL に溶かし,標準溶液とする。これらの液につき,薄層クロマトグラフ法により試験を行う。試料溶液及び標準溶液 2μL ずつを薄層クロマトグラフ用シリカゲル(蛍光剤入り)を用いて調製した薄層板にスポットする。次に 2-プロパノール・酢酸(100)混液(9:1)を展開溶媒として約 10cm展開した後,薄層板を風乾する。これに紫外線(主波長 254nm)を照射するとき,試料溶液から得たスポットは,標準溶液から得たスポットと色調及び Rf 値が等しい。

(3) 本品 1g に希塩酸 10mL を加えて振り混ぜた後,ろ過する。ろ液はマグネシウム塩の定性反応を呈する(酸化マグネシウム)。

備考

薬価

規格成分名称分量薬価計(円)
局外規臭化メチルアトロピン0.002g
日本薬局方酸化マグネシウム0.2g0.940.19
日本薬局方パパベリン塩酸塩0.02g41.80.84
日本薬局方アミノ安息香酸エチル0.2g81.60
賦形剤日本薬局方デンプン,乳糖水和物又はこれらの混合物適量0.750.43
全量1.0g3.06

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