【 32 】 鎮咳去痰薬 5―②【鎮咳去痰剤１４号】

成分及び分量または本質

製造方法

以上をとり，散剤の製法により製する。ただし，分包散剤とする。

用法及び用量

1 回量を次のとおりとし，1 日 3 回，4 時間以上おいて適宜服用する。
大人（15 才以上）1 包 1.0g，
11 才以上 15 才未満 大人の 2/3，
8 才以上11 才未満 大人の 1/2，
5 才以上 8 才未満 大人の 1/3，
3 才以上 5 才未満 大人の 1/4

効能又は効果

せき，ぜんそく，たん

貯蔵方法及び有効期間

遮光した密閉容器

規格及び試験方法

性状

本品は白色の粉末である。

確認試験

（１） 本品 1g に水 2mL を加えて振り混ぜた後，ろ過する。ろ液に希塩化鉄（Ⅲ）試液 1mL を加えるとき，液は緑色を呈し，これに薄めたアンモニア試液（1→10）4滴を加えるとき，液は赤紫色を呈する（トリメトキノール塩酸塩水和物）。

（２） 本品 2g に水 2mL を加えて振り混ぜた後，ろ過する。ろ液にタンニン酸試液 5 滴を加えるとき，沈殿を生じ，この沈殿はタンニン酸試液 2mL を追加するとき，溶ける（ジプロフィリン）。

（３） 本品 0.2g にエタノール(95)5mL を加えて振り混ぜた後，ろ過し，ろ液を水浴上で蒸発乾固する。残留物にホルムアルデヒド液・硫酸試液 1mL を加えるとき，液は赤紫色を呈する（グアイフェネシン）。

備考

薬価