成分及び分量または本質
規格 | 成分名称 | 分量 | |
日本薬局方 | クロルフェニラミンマレイン酸塩 | 0.012g | |
日本薬局方 | リボフラビン | 0.012g | |
日本薬局方 | ピリドキシン塩酸塩 | 0.05g | |
日本薬局方 | パントテン酸カルシウム | 0.03g | |
賦形剤 | 日本薬局方 | リン酸水素カルシウム水和物 | 2.896g |
賦形剤 | 日本薬局方 | デンプン,乳糖水和物又はこれらの混合物 | 適量 |
全量 | 4.5g |
製造方法
以上をとり,散剤の製法により製する。ただし,分包散剤とする。クロルフェニラミンマレイン酸塩に替えて,クロルフェニラミンマレイン酸塩散1%を用いてもよい。
用法及び用量
1 回量を次のとおりとし,1 日 3 回,食後服用する。
大人(15 才以上)1 包 1.5g,
11 才以上 15 才未満 大人の 2/3,
7 才以上11 才未満 大人の 1/2,
3 才以上 7 才未満 大人の 1/3,
1 才以上 3 才未満 大人の 1/4
効能又は効果
湿疹・かぶれによるかゆみ,じんましん,鼻炎
貯蔵方法及び有効期間
遮光した密閉容器
規格及び試験方法
性状
本品は黄色の粉末である。
確認試験
(1) 本品 1g に 0.1mol/L 塩酸試液 20mL を加えて振り混ぜた後,ろ過する。
ろ液を分液漏斗に移し,クロロホルム 20mL で洗う。次に水酸化ナトリウム試液 5mL で抽出する。ヘキサン抽出液に噴霧用ドラーゲンドルフ試液 2mL を加え,振り混ぜるとき,赤だいだい色の沈澱を生じる(クロルフェニラミンマレイン酸塩)。
(2) 本品 0.3g に水 100mL を加えて振り混ぜた後,ろ過する。ろ液は淡黄緑色で強い黄緑色の蛍光を発する。この液 5mL に亜ジチオン酸ナトリウム 0.02g を加えるとき,液の色及び蛍光は消えるが,空気中で振り混ぜるとき,徐々に再び現れる。また液の蛍光は希塩酸又は水酸化ナトリウム試液を滴加するとき,消える(リボフラビン)。
(3) 本品 0.5g に水 100mL を加えて振り混ぜた後,ろ過する。ろ液 2mL をとり,必要があれば希水酸化ナトリウム試液を加えて中性(約 pH7.0)とした後,バルビタール緩衝液 2mL,2‐プロパノール 9mL 及び新たに製した 2,6‐ジブロモ‐N‐クロロ‐1,4‐ベンゾキノンモノイミン溶液(1→4000)2mL を加えるとき,液は青緑色を呈する。また試料溶液 1mL を加えた後,同様の操作を行うとき,液は青緑色を呈しない(ピリドキシン塩酸塩)。
(4) 本品 1g に水 20mL を加えて振り混ぜた後,ろ過する。ろ液 5mL に水酸化ナトリウム試液 1mL を加え,水浴上で 15 分間加温し,冷後,ニンヒドリン・L‐アスコルビン酸試液 1mL を加えて振り混ぜ,水浴中で加温するとき,液は青紫色を呈する(パントテン酸カルシウム)。
備考
薬価
規格 | 成分名称 | 分量 | 薬価 | 計(円) | |
日本薬局方 | クロルフェニラミンマレイン酸塩 | 0.012g | 29.7 | 0.36 | |
日本薬局方 | リボフラビン | 0.012g | ー | ー | |
日本薬局方 | ピリドキシン塩酸塩 | 0.05g | 30.3 | 1.52 | |
日本薬局方 | パントテン酸カルシウム | 0.03g | 7.5 | 0.23 | |
賦形剤 | 日本薬局方 | リン酸水素カルシウム水和物 | 2.896g | 1.38 | 4.00 |
賦形剤 | 日本薬局方 | デンプン,乳糖水和物又はこれらの混合物 | 適量 | 0.75 | 1.13 |
全量 | 4.5g | 7.22 |
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