成分及び分量または本質
規格 | 成分名称 | 分量 | |
日本薬局方 | ダイオウ末 | 4.0g | |
日本薬局方 | オウゴン末 | 4.0g | |
日本薬局方 | オウレン末 | 2.0g | |
全量 | 10.0g |
製造方法
以上をとり,散剤の製法により製する。
用法及び用量
1 回量を次のとおりとし,1 日 3 回食間に服用する。
大人(15 才以上)1 包 0.8g,
15 才未満 7 才以上 大人の 2/3,
7 才未満 4才以上 大人の 1/2,
4 才未満 2 才以上 大人の 1/3,
2 才未満 大人の1/4 以下を服用する。
効能又は効果
体力中等度以上で,のぼせ気味で顔面紅潮し,精神不安,みぞおちのつかえ,便秘傾向などのあるものの次の諸症:高血圧の随伴症状(のぼせ,肩こり,耳なり,頭重,不眠,不安),鼻血,痔出血,便秘,更年期障害,血の道症
貯蔵方法及び有効期間
密閉容器
規格及び試験方法
性状
本品は黄褐色で,味はきわめて苦く,特異なにおいがある。
確認試験
(1) オウゴン
本品の粉末 2g にメタノール 10mL を加え,還流冷却器を付け,水浴上で 10 分間加熱し,冷後,ろ過し,ろ液を試料溶液とする。
別に「オウゴン」の粉末 1g をとり,試料溶液と同様に操作して,対照溶液とする。
これらの液につき,薄層クロマトグラフ法により試験を行う。試料溶液及び対照溶液10μL ずつを薄層クロマトグラフ用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次にクロロホルム・メタノール混液(3:1)を展開溶媒として約 10cm 展開した後,薄層板を風乾する。これに塩化鉄(Ⅲ)試液を均等に噴霧するとき,Rf 値約 0.61 付近に暗褐色のスポットを認める。
(2) オウレン
本品の粉末 2g にメタノール 10mL を加え,還流冷却器を付け,水浴上で 10 分間加熱し,冷後,ろ過し,ろ液を試料溶液とする。
別に「オウレン」の粉末 1g をとり,試料溶液と同様に操作して,対照溶液とする。
これらの液につき,薄層クロマトグラフ法により試験を行う。試料溶液及び対照溶液 5μLずつを薄層クロマトグラフ用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次に 1‐ブタノール・酢酸・水混液(6:2:2)を展開溶媒として約 10cm 展開した後,薄層板を風乾する。これに 4‐メトキシベンズアルデヒド・硫酸試液を均等に噴霧するとき,Rf 値約0.23 付近に黄色のスポットを認める。
(3) ダイオウ
本品の粉末 2g にメタノール 10mL を加え,還流冷却器を付け,水浴上で 10 分間加熱し,冷後,ろ過し,ろ液を試料溶液とする。
別に「ダイオウ」の粉末 1g をとり,試料溶液と同様に操作して,対照溶液とする。
これらの液につき,薄層クロマトグラフ法により試験を行う。試料溶液及び対照溶液 5μLずつを薄層クロマトグラフ用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次にクロロホルム・メタノール混液(3:1)を展開溶媒として約 10cm 展開した後,薄層板を風乾する。Rf 値約 0.84 付近に黄色のスポットを認める。
乾燥減量
10%以下。
灰分
7%以下。
備考
三黄散
薬価
規格 | 成分名称 | 分量 | 薬価 | 計(円) | |
日本薬局方 | ダイオウ末 | 4.0g | 2.45 | 9.80 | |
日本薬局方 | オウゴン末 | 4.0g | 2.28 | 9.12 | |
日本薬局方 | オウレン末 | 2.0g | 16.76 | 33.52 | |
全量 | 10.0g | 52.44 |
特定販売(通販)を確認
価格:9,900円 |
コメント