【 163 】 駆虫薬 2―①【サントニン散】

成分及び分量または本質

製造方法

以上をとり，散剤の製法により製する。ただし，分包散剤とする。

用法及び用量

1 日 1～2 回，空腹時に服用する。あるいは夕食をできるだけ軽くして，就寝前と翌朝の 2 回服用する。なお，3 回以上続けて服用しないこと。ただし，1 回量は次のとおりとする。
大人（15 才以上）1 包 0.5g，
11 才以上 15 才未満 大人の 2/3，
8 才以上11 才未満 大人の 1/2，
5 才以上 8 才未満 大人の 1/3，
3 才以上 5 才未満 大人の 1/4，
1 才以上 3 才未満 大人の 1/5，
3 カ月以上 1 才未満 大人の 1/7

効能又は効果

回虫の駆除

貯蔵方法及び有効期間

遮光した密閉容器

規格及び試験方法

本品は定量するとき，サントニン（C15H18O3：246.31）9.0～11.0％を含む。

性状

本品は白色である。

確認試験

（１） 定量法で得たサントニンの融点は 171～175℃である。
（２） 定量法で得た残留物 0.01g に薄めた硫酸（1→2）1mL を加えて振り混ぜた後，煮沸し，冷後，希塩化鉄（Ⅲ）試液 1 滴を加えるとき，液は紫色を呈する（サントニン）。

定量法

本品約 3g を精密に量り，ソックスレー抽出器に入れ，クロロホルム 80mL を加えて水浴上で 1 時間抽出し，抽出液を水浴上で加温してクロロホルムを留去する。残留物にエタノール（99.5）2mL を加え，水浴上で空気を送りながら蒸発乾固し，105℃で 3 時間乾燥し，冷後，重量を量り，サントニン（C15H18O3）の量とする。

備考

薬価