【 4 】 鎮暈薬 1―①【よい止め1号】

鎮暈薬
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成分及び分量または本質

規格成分名称分量
日本薬局方ジフェニドール塩酸塩0.025g
日本薬局方ブロモバレリル尿素0.2g
日本薬局方l‐メントール0.03g
日本薬局方炭酸水素ナトリウム1.0g
賦形剤日本薬局方デンプン,乳糖水和物又はこれらの混合物適量
全量2.0g
鎮暈薬 1―①
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製造方法

以上をとり,散剤の製法により製する。ただし,分包製剤とする。
ジフェニドール塩酸塩に替えて,ジフェニドール塩酸塩散 10%を用いてもよい。

用法及び用量

1 回量を次のとおりとし,乗物酔いの予防には乗車船 30 分前に服用する。
ただし,追加服用する場合は,4 時間以上の間をおいて服用する。なお,1 日の服用回数は 3 回までとする。
大人(15 才以上)1 包 2.0g,
11 才以上 15 才未満 大人の 2/3,
7 才以上11 才未満 大人の 1/2,
3 才以上 7 才未満 大人の 1/3

効能又は効果

乗物酔いによるめまい・吐き気・頭痛の予防及び緩和

貯蔵方法及び有効期間

遮光した密閉容器

規格及び試験方法

性状

本品は白色の粉末で,ハッカのにおいがある。

確認試験

(1) 本品 2.0g にメタノール 5mL を加えて振り混ぜた後,ろ過し,ろ液を試料溶液とする。別にジフェニドール塩酸塩 0.025g 及びブロモバレリル尿素 0.2g をそれぞれメタノール 5mL に溶かし,標準溶液(1)及び標準溶液(2)とする。これらの液につき,薄層クロマトグラフ法により試験を行う。試料溶液及び標準溶液 10μL ずつを薄層クロマトグラフ用シリカゲル(蛍光剤入り)を用いて調製した薄層板にスポットする。次に酢酸エチル・メタノール・酢酸(100)混液(10:10:1)を展開溶媒として約 10cm 展開した後,薄層板を風乾する。これに紫外線(主波長 254nm)を照射するとき,試料溶液から得た 2個のスポットは,標準溶液(1)及び標準溶液(2)から得たスポットと色調及び Rf 値が等しい。

(2)本品 1g に石油エーテル 10mL を加えて振り混ぜた後,ろ過する。ろ液を蒸発乾固し,残留物にエタノール(95)5mL を加えた後,硫酸 3mL を加えて振り混ぜるとき,液は黄赤色を呈する(l‐メントール)。

(3) 本品 1g に希塩酸 3mL を加えるとき,発泡する(炭酸水素ナトリウム)。

備考

薬価

規格成分名称分量薬価計(円)
日本薬局方ジフェニドール塩酸塩0.025g5.70.14
日本薬局方ブロモバレリル尿素0.2g7.71.54
日本薬局方l‐メントール0.03g16.90.51
日本薬局方炭酸水素ナトリウム1.0g0.730.73
賦形剤日本薬局方デンプン,乳糖水和物又はこれらの混合物適量0.750.56
全量2.0g3.48

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