【 121 】 外皮用薬 32―①【コーチ・V軟膏】

外皮用薬
スポンサーリンク

成分及び分量または本質

規格成分名称分量
日本薬局方ヒドロコルチゾン酢酸エステル0.5g
基剤日本薬局方白色ワセリン適量
全量100g
外皮用薬 32―①
スポンサーリンク

製造方法

以上をとり,軟膏剤の製法により製する。

用法及び用量

適宜,患部に塗布する。

効能又は効果

湿疹・皮膚炎,ただれ,かぶれ,しもやけ,ひび,あかぎれ

貯蔵方法及び有効期間

気密容器

規格及び試験方法

性状

本品は白色である。

確認試験

(1) 本品 0.5g をとり,無水硫酸ナトリウム 5g 及びメタノール 30mL を加え,60℃の水浴上でかき混ぜた後,氷冷し,遠心して上澄液を分取する。同様の操作を更に 2 回繰り返し,全抽出液を合わせ,メタノールを加えて 100mL とする。これをろ過し,ろ液 5mL を共せん試験管にとり,メタノール 5mL 及びイソニアジド溶液 2mL を加えて混和し,密せんして 60℃の水浴上で 20 分間加温する。このとき,液の色は黄色を呈する(ヒドロコルチゾン酢酸エステル)。

○イソニアジド溶液:イソニアジド 3g をメタノールに溶かし,塩酸 3.75mL を加え,メタノールを加えて 1000mL とする。

(2) 本品 2g をとり,ジエチルエーテル 10mL ずつで 2 回振り混ぜた後,ろ過する。残留物にクロロホルム 20mL を加えて抽出した後,ろ過し,水浴上でクロロホルムを留去する。残留物に硫酸 2mL を加えるとき,初めに帯黄緑色の蛍光を発し,徐々にだいだい色を経て,暗赤色に変わる。この液に水 10mL を加えるとき,液は黄色からだいだい黄色に変わり,緑色の蛍光を発する(ヒドロコルチゾン酢酸エステル)。

備考

薬価

規格成分名称分量薬価計(円)
日本薬局方ヒドロコルチゾン酢酸エステル0.5g
基剤日本薬局方白色ワセリン適量2.09207.96
全量100g207.96

コメント

タイトルとURLをコピーしました