【 99 】【欠番】外皮用薬 10【ピオクタニン・Z・W軟膏】

R4.12.27より欠番

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成分及び分量または本質

規格成分名称分量
別紙規格メチルロザニリン塩化物0.05g
日本薬局方酸化亜鉛10.0g
基材日本薬局方白色軟膏適量
全量100g
外皮用薬 10
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製造方法

以上をとり,軟膏剤の製法により製する。

用法及び用量

適宜,患部に塗布するか,又はガーゼなどに展延し,患部に貼布する。

効能又は効果

外傷,すり傷,さし傷,かき傷,靴ずれ,創傷面の殺菌・消毒

貯蔵方法及び有効期間

気密容器

規格及び試験方法

本品は定量するとき,酸化亜鉛(ZnO:81.38)9.0~11.0%を含む。

性状

本品は淡青紫色である。

確認試験

(1) 本品 20g をとり,水 20mL を加えて水浴上で加温しながらよくかき混ぜ,急冷後,ろ過する。ろ液に塩酸 5 滴を加え,試料溶液とする。試料溶液 5mL にタンニン酸試液を滴加するとき,深青色の沈殿を生じる(メチルロザニリン塩化物)。

(2) (1)の試料溶液 5mL に亜鉛末 0.2g を加えて振り混ぜるとき液の色は消える。
この液 1 滴をろ紙上に滴下し,そのすぐ横にアンモニア試液 1 滴を滴加するとき,両液の接触部は青色を呈する(メチルロザニリン塩化物)。

(3) (1)の残留物約 1g をとり,徐々に加熱して炭化し,更に強熱するとき黄色を呈し,この色は冷えると消える。また,これを希塩酸 10mL に溶かし,ヘキサシアノ鉄(Ⅱ)酸カリウム試液を加えるとき,白色の沈殿を生じる(酸化亜鉛)。

定量法

本品約 2g を磁製るつぼに精密に量り,初め弱く加熱して融解し,徐々に温度を高めて炭化し,更に残留物が黄色となるまで強熱する。冷後,残留物に水 1mL 及び塩酸 1mLを加えて溶かした後,水を加えて正確に 50mL とし,ろ過する。ろ液 20mL を正確に量り,水 80mL を加え,水酸化ナトリウム溶液(1→50)を液がわずかに沈殿を生じるまで加え,次に pH10.7 のアンモニア・塩化アンモニウム緩衝液 5mL を加えた後,0.05mol/L エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム液で滴定する(指示薬:エリオクロムブラック T・塩化ナトリウム指示薬 0.04g)。

0.05mol/L エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム液 1mL=4.069mg ZnO

備考

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