【 85 】 胃腸薬 37―①【制酸剤4号】

胃腸薬
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成分及び分量または本質

規格成分名称分量
日本薬局方カンゾウ末1.5g
日本薬局方メタケイ酸アルミン酸マグネシウム3.0g
全量4.5g
胃腸薬 37―①
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製造方法

以上をとり,散剤の製法により製する。なお,分包散剤とする場合もある。
ただし分包散剤としない場合は,1 回量を量り得る適当なさじを添付するものとする。

用法及び用量

1 回量を次のとおりとし,1 日 3 回,食前又は食間に服用する。
大人(15 才以上)1 包 1.5g,
11 才以上 15 才未満 大人の 2/3,
8 才以上11 才未満 大人の 1/2,
5 才以上 8 才未満 大人の 1/3

効能又は効果

胃酸過多,胸やけ,胃部不快感,胃部膨満感,もたれ(胃もたれ),胃重,胸つかえ,げっぷ(おくび),はきけ(むかつき,胃のむかつき,二日酔・悪酔のむかつき,嘔気,悪心),嘔吐,飲み過ぎ(過飲),胃痛

貯蔵方法及び有効期間

密閉容器

規格及び試験方法

性状

本品は淡黄褐色の粉末で,味は甘い。

確認試験

(1) 本品 0.8g に薄めた硫酸(1→3)5mL を加え,白煙が発生するまで加熱し,冷後,水 20mL を加えてろ過する。ろ液にアンモニア試液を加えて中性とし,生じた沈殿をろ過する。ろ液はマグネシウム塩の定性反応(2)を呈する。残留物に希塩酸を加えて溶かした液はアルミニウム塩の定性反応(2)を呈する(メタケイ酸アルミン酸マグネシウム)。

(2) 本品 1g にメタノール 5mL を加えて振り混ぜた後,ろ過し,ろ液を試料溶液とする。別にグリチルリチン酸 5mg をメタノール 2mL に溶かし,標準溶液とする。これらの液につき,薄層クロマトグラフ法により試験を行う。試料溶液 10μL 及び標準溶液 2μL を薄層クロマトグラフ用シリカゲル(蛍光剤入り)を用いて調製した薄層板にスポットする。
次に l‐ブタノール・水・酢酸(100)混液(7:2:1)を展開溶媒として約 10cm 展開した後,薄層板を風乾する。これに紫外線(主波長 254nm)を照射するとき,試料溶液から得た数個のスポットのうち 1 個のスポットは,標準溶液から得た暗紫色のスポットと色調及び Rf 値が等しい。

備考

薬価

規格成分名称分量薬価計(円)
日本薬局方カンゾウ末1.5g3.24.80
日本薬局方メタケイ酸アルミン酸マグネシウム3.0g
全量4.5g4.80

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