【 82 】 胃腸薬 34―①【制酸剤1号】

胃腸薬
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成分及び分量または本質

規格成分名称分量
局外規メタケイ酸アルミン酸マグネシウム2.0g
日本薬局方L‐グルタミン2.0g
局外規銅クロロフィリンナトリウム0.1g
賦形剤日本薬局方デンプン,乳糖水和物又はこれらの混合物適量
全量4.5g
胃腸薬 34―①
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製造方法

以上をとり,散剤の製法により製する。ただし,分包散剤とする。

用法及び用量

1 回量を次のとおりとし,1 日 3 回,食前又は食間に服用する。
大人(15 才以上)1 包 1.5g,
11 才以上 15 才未満 大人の 2/3,
8 才以上11 才未満 大人の 1/2,
5 才以上 8 才未満 大人の 1/3

効能又は効果

胃酸過多,胸やけ,胃部不快感,胃部膨満感,もたれ(胃もたれ),胃重,胸つかえ,げっぷ(おくび),はきけ(むかつき,胃のむかつき,二日酔・悪酔のむかつき,嘔気,悪心),嘔吐,飲み過ぎ(過飲),胃痛

貯蔵方法及び有効期間

遮光した密閉容器

規格及び試験方法

性状

本品は淡青白色の粉末である。

確認試験

(1) 本品 1.2g に薄めた硫酸(1→3)5mL を加え,白煙が発生するまで加熱し,冷後,水 20mL を加えてろ過する。ろ液にアンモニア試液を加えて中性とし,生じた沈殿をろ過する。ろ液はマグネシウム塩の定性反応(2)を呈する。残留物に希塩酸を加えて溶かした液は,アルミニウム塩の定性反応を呈する(メタケイ酸アルミン酸マグネシウム)。

(2) 本品 0.3g に水 100mL を加え,振り混ぜた後,ろ過し,ろ液 5mL にニンヒドリン試液 1mL を加え,3 分間加熱するとき,液は紫色を呈する(L‐グルタミン)。

(3) 本品 0.5g にメタノール 30mL を加え,10 分間振り混ぜた後,ろ過する。ろ液を蒸発乾固し,残留物にメタノール 1mL を加えて溶かし,試料溶液とする。別に銅クロロフィリンナトリウム 5mg をメタノール 1mL に溶かし,標準溶液とする。これらの液につき,薄層クロマトグラフ法により試験を行う。試料溶液及び標準溶液 5μL ずつを薄層クロマトグラフ用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次にベンゼン・ジオキサン・酢酸(100)混液(90:25:2)を展開溶媒として約 10cm 展開した後,薄層板を風乾する。
試料溶液から得た主スポットは,標準溶液から得た緑色の主スポットと色調及び Rf 値が等しい。

備考

薬価

規格成分名称分量薬価計(円)
局外規メタケイ酸アルミン酸マグネシウム2.0g
日本薬局方L‐グルタミン2.0g
局外規銅クロロフィリンナトリウム0.1g
賦形剤日本薬局方デンプン,乳糖水和物又はこれらの混合物適量0.750.30
全量4.5g0.30

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