【 71 】 胃腸薬 23―①【健胃剤1号】

胃腸薬
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成分及び分量または本質

規格成分名称分量
日本薬局方炭酸水素ナトリウム2.0g
日本薬局方乾燥水酸化アルミニウムゲル1.0g
日本薬局方ジアスターゼ0.5g
日本薬局方パンクレアチン0.5g
日本薬局方ゲンチアナ末0.3g
日本薬局方l‐メントール0.02g
賦形剤日本薬局方デンプン,乳糖水和物又はこれらの混合物適量
全量4.5g
胃腸薬 23―①
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製造方法

以上をとり,散剤の製法により用時製する。ただし,分包散剤とする。

用法及び用量

1 回量を次のとおりとし,1 日 3 回,食後服用する。
大人(15 才以上)1 包 1.5g,
11 才以上 15 才未満 大人の 2/3,
8 才以上11 才未満 大人の 1/2,
5 才以上 8 才未満 大人の 1/3

効能又は効果

胸やけ,食欲不振,消化不良,はきけ(二日酔・悪酔のむかつき),もたれ,胃部・腹部膨満感,食べ過ぎ,飲み過ぎ

貯蔵方法及び有効期間

密閉容器

規格及び試験方法

本品は定量するとき,酸化アルミニウム(Al2O3:101.96)8~17%を含む。

性状

本品は淡褐色の粉末で,ハッカのにおいがある。

確認試験

(1) 本品 1.5g をとり,希塩酸 5mL を滴加するとき,一部発泡して溶ける(炭酸水素塩)。

(2) (1)のろ液 3mL にアンモニア試液 10mL を加えるとき,白色の沈殿を生じ,これに水酸化ナトリウム試液を加えると,沈殿は再び溶ける(アルミニウム)。

(3) 本品 1.5g をとり,クロロホルム 5mL 及びアンモニア水(28)1mL を加えて振り混ぜてろ過する。ろ液に無水硫酸ナトリウム 2g を加え,振り混ぜてろ過し,ろ液中のクロロホルムを水浴上で留去し,残留物に水 2mL を加え,加温して溶かし,冷後,ヨウ素ヨウ化カリウム溶液 5 滴を加えるとき,褐色の沈殿を生ずる(ゲンチアナ)。

○ヨウ素ヨウ化カリウム溶液:ヨウ素 0.5g 及びヨウ化カリウム 1.5g を水 25mL に溶かす。

定量法

本品 10 包以上をとり,1 包の平均重量を算出し,よく混和した後,乾燥水酸化アルミニウムゲル約 0.5g に対応する量を精密に量り,希塩酸 20mL を加え,水浴上で 5 分間加熱し,水 50mL を加えて振り混ぜた後,ろ過する。ろ紙は熱湯でよく洗い,洗液はろ液に合わせ,更に水を加えて 200mL とし,塩化アンモニウム 1g 及びメチルレッド試液 3滴を加え,沸騰するまで加熱する。熱時これに黄色を呈するまでアンモニア試液を加えて 1~2 分間煮沸し,直ちにろ過し,沈殿は熱湯でよく洗い,乾燥し,恒量になるまで強熱し,重量を量り,酸化アルミニウム(Al2O3)の量とする。

備考

薬価

規格成分名称分量薬価計(円)
日本薬局方炭酸水素ナトリウム2.0g0.731.46
日本薬局方乾燥水酸化アルミニウムゲル1.0g7.37.30
日本薬局方ジアスターゼ0.5g2.341.17
日本薬局方パンクレアチン0.5g7.33.65
日本薬局方ゲンチアナ末0.3g3.260.98
日本薬局方l‐メントール0.02g16.90.34
賦形剤日本薬局方デンプン,乳糖水和物又はこれらの混合物適量0.750.14
全量4.5g15.03

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