【 54 】 胃腸薬 6―②【胃腸鎮痛剤5号A】

胃腸薬
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成分及び分量または本質

規格成分名称分量
局外規メチルオクタトロピン臭化物0.01g
日本薬局方シャクヤク末0.5g
日本薬局方カンゾウ末0.5g
賦形剤日本薬局方デンプン,乳糖水和物又はこれらの混合物適量
全量1.5g
胃腸薬 6―②
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製造方法

以上をとり,散剤の製法により製する。ただし,分包散剤とする。

用法及び用量

1 回量を次のとおりとし,1 日 3 回を限度とし,必要時に服用する。
服用間隔は 4 時間以上おくこと。
大人(15 才以上)1 包 1.5g,
11 才以上 15 才未満 大人の 2/3,
8 才以上11 才未満 大人の 1/2,
5 才以上 8 才未満 大人の 1/3

効能又は効果

胃痛,腹痛,さしこみ(疝痛,癪)

貯蔵方法及び有効期間

密閉容器

規格及び試験方法

性状

本品は淡黄褐色の粉末で,味は甘い。

確認試験

(1) 本品 1.5g にメタノール 30mL を加え,水浴上で 5 分間加温し,冷後,ろ過する。ろ液を蒸発乾固し,残留物をメタノール 2mL に溶かし,試料溶液とする。別にメチルオクタトロピン臭化物 0.01g をメタノール 2mL に溶かし,標準溶液とする。これらの液につき,薄層クロマトグラフ法により試験を行う。試料溶液及び標準溶液 5μL ずつを薄層クロマトグラフ用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次に 3-メチル-1-ブタノール・水・酢酸(100)混液(3:3:2)の上層を展開溶媒として約 10cm 展開した後,薄層板を 80℃で 10 分間乾燥する。これに噴霧用ドラーゲンドルフ試液を均等に噴霧するとき,試料溶液から得たスポットは,標準溶液から得た黄赤色のスポットと色調及び Rf値が等しい。

(2) (1)の試料溶液を試料溶液とする。別にシャクヤク末 0.5g にメタノール 20mLを加え,水浴上で 5 分間加温し,冷後,ろ過する。ろ液を蒸発乾固し,残留物をメタノール 2mL に溶かし,標準溶液とする。これらの液につき,薄層クロマトグラフ法により試験を行う。試料溶液及び標準溶液 5μL ずつを薄層クロマトグラフ用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次にクロロホルム・メタノール・水混液(26:14:5)の下層を展開溶媒として約 10cm 展開した後,薄層板を風乾する。これに 4-メトキシベンズアルデヒド・硫酸試液を均等に噴霧し,105℃で 5 分間加熱するとき,試料溶液から得た数個のスポットのうち 1 個のスポットは,標準溶液から得た赤紫色のスポットと色調及び Rf 値が等しい。

(3) (1)の試料溶液を試料溶液とする。別にグリチルリチン酸 5mg をメタノール 2mLに溶かし,標準溶液とする。これらの液につき,薄層クロマトグラフ法により試験を行う。
試料溶液及び標準溶液 5μL ずつを薄層クロマトグラフ用シリカゲル(蛍光剤入り)を用いて調製した薄層板にスポットする。次に l‐ブタノール・水・酢酸(100)混液(7:2:1)を展開溶媒として約 10cm 展開した後,薄層板を風乾する。これに紫外線(主波長 254nm)を照射するとき,試料溶液から得た数個のスポットのうち 1 個のスポットは,標準溶液から得たスポットと色調及び Rf 値が等しい。

備考

薬価

規格成分名称分量薬価計(円)
局外規メチルオクタトロピン臭化物0.01g
日本薬局方シャクヤク末0.5g2.911.46
日本薬局方カンゾウ末0.5g3.21.60
賦形剤日本薬局方デンプン,乳糖水和物又はこれらの混合物適量0.750.37
全量1.5g3.42

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