R4.12.27より欠番
成分及び分量または本質
規格 | 成分名称 | 分量 | |
日本薬局方 | メチルロザニリン塩化物 | 0.2g | |
溶剤 | 日本薬局方 | 精製水又は精製水(容器入り) | 適量 |
全量 | 100ml |
製造方法
以上をとり,溶解混和して製する。
用法及び用量
適宜,患部に塗布する。
効能又は効果
口腔内の消毒・殺菌
貯蔵方法及び有効期間
気密容器
規格及び試験方法
本品は定量するとき,メチルロザニリン塩化物(C25H30ClN3:407.99)0.18~0.22%を含む。
性状
本品は紫色の液である。
確認試験
(1) 本品 10mL に塩酸 5 滴を加え,試料溶液とする。試料溶液 5mL にタンニン酸試液を滴加するとき,深青色の沈殿を生じる。
(2) (1)の試料溶液 5mL に亜鉛末 0.5g を加えて振り混ぜるとき,液の色は消える。
この液 1 滴をろ紙上に滴加し,そのすぐ横にアンモニア試液 1 滴を滴加するとき,両液の接触部は青色を呈する(メチルロザニリン塩化物)。
定量法
本品 25mL を正確に量り,塩酸 10mL を加え,更に二酸化炭素を通じながら正確に 0.01mol/L 塩化チタン(Ⅲ)液 50mL を加え,沸騰するまで加熱し,更に,しばしば振り動かしながら 15 分間おだやかに煮沸する。つづいて二酸化炭素を通じながら冷却し,過量の塩化チタンを 0.005mol/L 硫酸鉄(Ⅲ)液で滴定する(指示薬:チオシアン酸アンモニウム試液 5mL)。ただし,滴定の終点は液がわずかに赤色を帯びるときとする。同様の方法で空試験を行う。
0.01mol/L 塩化チタン(Ⅲ)液 1mL=2.0399mg C25H30ClN3
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