【 33 】 鎮咳去痰薬 6―①【鎮咳去痰剤6号】

鎮咳去痰薬
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成分及び分量または本質

規格成分名称分量
日本薬局方dl‐メチルエフェドリン塩酸塩散 10%0.5g
日本薬局方タンニン酸ジフェンヒドラミン0.05g
日本薬局方ブロモバレリル尿素0.6g
日本薬局方ジヒドロコデインリン酸塩散 1%3.0g
賦形剤日本薬局方デンプン,乳糖水和物又はこれらの混合物適量
全量6.0g
鎮咳去痰薬 6―①
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製造方法

以上をとり,散剤の製法により製する。ただし,分包散剤とする。

用法及び用量

1 回量を次のとおりとし,1 日 3 回,適宜服用する。
大人(15 才以上)1 包 2.0g,
12 才以上 15 才未満 大人の 2/3

効能又は効果

せき,たん

貯蔵方法及び有効期間

遮光した気密容器

規格及び試験方法

性状

本品は淡灰褐色の粉末である。

確認試験

本品 1.2g にメタノール 5mL を加えて振り混ぜた後,ろ過し,ろ液を試料溶液とする。別に dl‐メチルエフェドリン塩酸塩散 10%0.1g をメタノール 5mL を加えて振り混ぜた後,ろ過し,ろ液を標準溶液(1)とする。タンニン酸ジフェンヒドラミン 0.01g をメタノール 5mL に溶かし,標準溶液(2)とする。ブロモバレリル尿素 0.12g をメタノール 5mL に溶かし,標準溶液(3)とする。ジヒドロコデインリン酸塩散 1%0.6g をメタノール 5mL を加えて振り混ぜた後,ろ過する。ろ液を蒸発乾固し,残留物をメタノール 1mLに溶かし,標準溶液(4)とする。これらの液につき,薄層クロマトグラフ法により試験を行う。試料溶液及び標準溶液 5μL ずつを薄層クロマトグラフ用シリカゲル(蛍光剤入り)を用いて調製した薄層板にスポットする。次に酢酸エチル・エタノール(95)・アンモニア水(28)混液(15:5:1)を展開溶媒として約 10cm 展開した後,薄層板を風乾する。これに紫外線(主波長 254nm)を照射するとき,試料溶液から得た 4 個のスポットは,標準溶液(1),標準溶液(2),標準溶液(3)及び標準溶液(4)から得たスポットと色調及びRf 値が等しい。また,この薄層板に噴霧用ドラーゲンドルフ試液を均等に噴霧するとき,試料溶液から得た 3 個のスポットは,標準溶液(1),標準溶液(2)及び標準溶液(4)から得た黄赤色のスポットと色調及び Rf 値が等しい。

備考

薬価

規格成分名称分量薬価計(円)
日本薬局方dl‐メチルエフェドリン塩酸塩散 10%0.5g7.33.65
日本薬局方タンニン酸ジフェンヒドラミン0.05g
日本薬局方ブロモバレリル尿素0.6g7.74.62
日本薬局方ジヒドロコデインリン酸塩散 1%3.0g7.522.50
賦形剤日本薬局方デンプン,乳糖水和物又はこれらの混合物適量0.751.39
全量6.0g32.16

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