【 23 】 抗ヒスタミン薬 2―①【アレルギー用剤3号】

抗ヒスタミン薬
スポンサーリンク

成分及び分量または本質

規格成分名称分量
日本薬局方クロルフェニラミンマレイン酸塩0.012g
日本薬局方リボフラビン0.012g
日本薬局方ピリドキシン塩酸塩0.05g
日本薬局方パントテン酸カルシウム0.03g
賦形剤日本薬局方リン酸水素カルシウム水和物2.896g
賦形剤日本薬局方デンプン,乳糖水和物又はこれらの混合物適量
全量4.5g
抗ヒスタミン薬 2―①
スポンサーリンク

製造方法

以上をとり,散剤の製法により製する。ただし,分包散剤とする。クロルフェニラミンマレイン酸塩に替えて,クロルフェニラミンマレイン酸塩散1%を用いてもよい。

用法及び用量

1 回量を次のとおりとし,1 日 3 回,食後服用する。
大人(15 才以上)1 包 1.5g,
11 才以上 15 才未満 大人の 2/3,
7 才以上11 才未満 大人の 1/2,
3 才以上 7 才未満 大人の 1/3,
1 才以上 3 才未満 大人の 1/4

効能又は効果

湿疹・かぶれによるかゆみ,じんましん,鼻炎

貯蔵方法及び有効期間

遮光した密閉容器

規格及び試験方法

性状

本品は黄色の粉末である。

確認試験

(1) 本品 1g に 0.1mol/L 塩酸試液 20mL を加えて振り混ぜた後,ろ過する。
ろ液を分液漏斗に移し,クロロホルム 20mL で洗う。次に水酸化ナトリウム試液 5mL で抽出する。ヘキサン抽出液に噴霧用ドラーゲンドルフ試液 2mL を加え,振り混ぜるとき,赤だいだい色の沈澱を生じる(クロルフェニラミンマレイン酸塩)。

(2) 本品 0.3g に水 100mL を加えて振り混ぜた後,ろ過する。ろ液は淡黄緑色で強い黄緑色の蛍光を発する。この液 5mL に亜ジチオン酸ナトリウム 0.02g を加えるとき,液の色及び蛍光は消えるが,空気中で振り混ぜるとき,徐々に再び現れる。また液の蛍光は希塩酸又は水酸化ナトリウム試液を滴加するとき,消える(リボフラビン)。

(3) 本品 0.5g に水 100mL を加えて振り混ぜた後,ろ過する。ろ液 2mL をとり,必要があれば希水酸化ナトリウム試液を加えて中性(約 pH7.0)とした後,バルビタール緩衝液 2mL,2‐プロパノール 9mL 及び新たに製した 2,6‐ジブロモ‐N‐クロロ‐1,4‐ベンゾキノンモノイミン溶液(1→4000)2mL を加えるとき,液は青緑色を呈する。また試料溶液 1mL を加えた後,同様の操作を行うとき,液は青緑色を呈しない(ピリドキシン塩酸塩)。

(4) 本品 1g に水 20mL を加えて振り混ぜた後,ろ過する。ろ液 5mL に水酸化ナトリウム試液 1mL を加え,水浴上で 15 分間加温し,冷後,ニンヒドリン・L‐アスコルビン酸試液 1mL を加えて振り混ぜ,水浴中で加温するとき,液は青紫色を呈する(パントテン酸カルシウム)。

備考

薬価

規格成分名称分量薬価計(円)
日本薬局方クロルフェニラミンマレイン酸塩0.012g29.70.36
日本薬局方リボフラビン0.012g
日本薬局方ピリドキシン塩酸塩0.05g30.31.52
日本薬局方パントテン酸カルシウム0.03g7.50.23
賦形剤日本薬局方リン酸水素カルシウム水和物2.896g1.384.00
賦形剤日本薬局方デンプン,乳糖水和物又はこれらの混合物適量0.751.13
全量4.5g7.22

コメント

タイトルとURLをコピーしました