【 331 】 K131【大半夏湯】

漢方薬
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成分及び分量または本質

規格成分名称分量
日本薬局方ハンゲ7.0g
日本薬局方ニンジン3.0g
全量10.0g
日本薬局方ハチミツ20.0g
K131
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製造方法

ハチミツを除く以上の切断又は破砕した生薬をとり,1 包として製し,これにハチミツ 20.0g を添付する。

用法及び用量

本品 1 包に水約 500mL を加えて,半量ぐらいまで煎じつめ,煎じかすを除き,添付のハチミツを煎液に加えて,よくかきまぜ,煎液を 3 回に分けて食間に服用する。上記は大人の 1 日量である。
15 才未満 7 才以上 大人の 2/3,
7 才未満 4 才以上 大人の 1/2,
4 才未満 2 才以上 大人の 1/3,
2 才未満 大人の 1/4 以下を服用する。

効能又は効果

体力中等度以下で,みぞおちがつかえた感じがあるものの次の諸症:嘔吐,むかつき,はきけ,悪心

貯蔵方法及び有効期間

密閉容器,ただし,ハチミツは気密容器

規格及び試験方法

性状

本品は特異なにおいがある。

確認試験

本品 1 包を白紙上に広げ,各生薬を外観的に選別し,それぞれの生薬につき,次の試験を行う。

(1) ハンゲ
外面は白色~灰白黄色,上部には茎の跡がくぼみとなり,その周辺には根の跡がくぼんだ細点となっている。横断面は白色,粉性である。味は初めなく,やや粘液性で,後に強いえぐ味を残す。
横切片を鏡検するとき,主としてでんぷん粒を充満した柔組織からなり,わずかにシュウ酸カルシウムの束晶を含んだ粘液細胞がその間に認められる。でんぷん粒は主として 2~3 個の複粒で,通例,径 10~15μm,単粒は通例径 3~7μm である。束晶は長さ 25~150μmである。

(2) ニンジン
外面は淡黄褐色~淡灰褐色を呈し,縦じわがあり,横断面は淡黄褐色を呈し,形成層の付近は褐色を呈する。特異なにおいがあり,味は初めわずかに甘く,後にやや苦い。
また,「ニンジン」の確認試験を準用する。

乾燥減量

15%以下。

灰分

5%以下。

備考

大半夏湯

薬価

規格成分名称分量薬価計(円)
日本薬局方ハンゲ7.0g4.5731.99
日本薬局方ニンジン3.0g17.9753.91
全量10.0g107.10
日本薬局方ハチミツ20.0g1.0621.20

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