【 22 】 抗ヒスタミン薬 1―②【アレルギー用剤4号】

抗ヒスタミン薬
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成分及び分量または本質

規格成分名称分量
日本薬局方d‐クロルフェニラミンマレイン酸塩0.006g
日本薬局方ニコチン酸アミド0.05g
日本薬局方リボフラビン0.012g
日本薬局方ピリドキシン塩酸塩0.05g
賦形剤日本薬局方デンプン,乳糖水和物又はこれらの混合物適量
全量3.0g
抗ヒスタミン薬 1―②
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製造方法

以上をとり,散剤の製法により製する。ただし,分包散剤とする。d-クロルフェニラミンマレイン酸塩に替えて,d-クロルフェニラミンマレイン酸塩散 1%を用いてもよい。

用法及び用量

1 回量を次のとおりとし,1 日 3 回,食後服用する。
大人(15 才以上)1 包 1.0g,
11 才以上 15 才未満 大人の 2/3,
7 才以上11 才未満 大人の 1/2,
3 才以上 7 才未満 大人の 1/3,
1 才以上 3 才未満 大人の 1/4

効能又は効果

湿疹・かぶれによるかゆみ,じんましん,鼻炎

貯蔵方法及び有効期間

遮光した密閉容器

規格及び試験方法

性状

本品は淡黄色の粉末である。

確認試験

(1) 本品 2g に 0.1mol/L 塩酸試液 20mL を加えて振り混ぜた後,ろ過する。
ろ液を分液漏斗に移し,クロロホルム 20mL で洗う。次に水酸化ナトリウム試液 5mL を加え,ヘキサン 5mL で抽出する。ヘキサン抽出液に噴霧用ドラーゲンドルフ試液 2mL を加え,振り混ぜるとき,赤だいだい色の沈殿を生じる(クロルフェニラミンマレイン酸塩)。

(2) 本品 1g にジエチルエーテル 10mL を加えてよく振り混ぜた後,ろ過し,ろ液を水浴上で蒸発乾固する。残留物に l‐クロロ‐2,4‐ジニトロベンゼン 0.01g を加え,穏やかに加熱して融解し,冷後,水酸化カリウム・エタノール試液 4mL を加えるとき,液は赤色を呈する(ニコチン酸アミド)。

(3) 本品 0.3g に水 100mL を加えて振り混ぜた後,ろ過する。ろ液は淡黄緑色で強い黄緑色の蛍光を発する。この液 5mL に亜ジチオン酸ナトリウム 0.02g を加えるとき,液の色及び蛍光は消えるが,空気中で振り混ぜるとき,徐々に再び現れる。また液の蛍光は希塩酸又は水酸化ナトリウム試液を滴加するとき,消える(リボフラビン)。

(4) 本品 0.5g に水 100mL を加えて振り混ぜた後,ろ過する。ろ液 2mL をとり,必要があれば希水酸化ナトリウム試液を加えて中性(約 pH7.0)とした後,バルビタール緩衝液 2mL,2‐プロパノール 9mL 及び新たに製した 2,6‐ジブロモ‐N‐クロロ‐1,4‐ベンゾキノンモノイミンのエタノール溶液(1→4000)2mL を加えるとき,液は青緑色を呈する。また試料溶液 1mL にホウ酸の飽和溶液 1mL を加えた後,同様の操作を行うとき,液は青緑色を呈しない(ピリドキシン塩酸塩)。

備考

薬価

規格成分名称分量薬価計(円)
日本薬局方d‐クロルフェニラミンマレイン酸塩0.006g29.70.18
日本薬局方ニコチン酸アミド0.05g
日本薬局方リボフラビン0.012g
日本薬局方ピリドキシン塩酸塩0.05g30.31.52
賦形剤日本薬局方デンプン,乳糖水和物又はこれらの混合物適量0.752.16
全量3.0g3.85

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