【 58 】 胃腸薬 10―②【胃腸鎮痛剤7号A】

胃腸薬
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及び分量または本質

規格成分名称分量
日本薬局方メチルベナクチジウム臭化物0.03g
日本薬局方酸化マグネシウム0.5g
日本薬局方乾燥水酸化アルミニウムゲル細粒3.0g
日本薬局方l‐メントール0.02g
賦形剤日本薬局方デンプン,乳糖水和物又はこれらの混合物適量
全量4.5g
胃腸薬 10―②
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製造方法

以上をとり,散剤の製法により製する。ただし,分包散剤とする。
メチルベナクチジウム臭化物に替えて,メチルベナクチジウム臭化物散10%を用いてもよい。

用法及び用量

1 回量を次のとおりとし,1 日 3 回,食前又は食間に服用する。服用間隔は 4 時間以上おくこと。
大人(15 才以上)1 包 1.5g,
11 才以上 15 才未満 大人の 2/3,
8 才以上11 才未満 大人の 1/2,
5 才以上 8 才未満 大人の 1/3

効能又は効果

胃痛,腹痛,さしこみ(疝痛,癪),胃酸過多,胸やけ

貯蔵方法及び有効期間

気密容器

規格及び試験方法

性状

本品は白色の粉末で,ハッカのにおいがある。

確認試験

(1) 本品 1g にメタノール 5mL を加えて振り混ぜた後,ろ過し,ろ液を試料溶液とする。別にメチルベナクチジウム臭化物 3mg をメタノール 2mL に溶かし,標準溶液とする。これらの液につき,薄層クロマトグラフ法により試験を行う。試料溶液及び標準溶液 5μL ずつを薄層クロマトグラフ用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次にエタノール(95)・酢酸(100)・水混液(5:3:2)を展開溶媒として約 10cm 展開した後,薄層板を 80℃で 10 分間乾燥する。これに噴霧用ドラーゲンドルフ試液を均等に噴霧するとき,試料溶液から得たスポットは,標準溶液から得た黄赤色のスポットと色調及び Rf 値が等しい。

(2) 本品 2g に希塩酸 10mL を加えて加温し,冷後,アンモニア試液を加えて中性とし,生じたゲル状の沈殿を吸引ろ過する。ろ液はマグネシウム塩の定性反応を呈する(酸化マグネシウム)。

(3) 本品 0.5g に希塩酸 20mL を加え,加温して溶かした液はアルミニウム塩の定性反応を呈する(乾燥水酸化アルミニウムゲル)。

(4) 本品 4g に石油エーテル 10mL を加えて振り混ぜた後,ろ過する。ろ液を蒸発乾固し,残留物にエタノール(95)10mL を加えた後,硫酸 3mL を加えて振り混ぜるとき,液は黄赤色を呈する(メントール)。

備考

薬価

規格成分名称分量薬価計(円)
日本薬局方メチルベナクチジウム臭化物0.03g
日本薬局方酸化マグネシウム0.5g0.940.47
日本薬局方乾燥水酸化アルミニウムゲル細粒3.0g721.00
日本薬局方l‐メントール0.02g16.90.34
賦形剤日本薬局方デンプン,乳糖水和物又はこれらの混合物適量0.750.71
全量4.5g22.52

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